5代目千歳橋(ちとせばし)
完成 昭和50年4月 橋長335.5米
水戸市中河内町-水戸市渡里町 路線 国道118号
この銀色のトラスの格子が印象的であるが,隣の新万代橋の近代的で体裁がよい橋と比べてしまうと 千歳橋は閑散として映る。それは向こうの方が水戸駅周辺の百貨店街が近いせいか,那珂町菅谷の多人口地帯と連絡しているせいか交通量が多いのがこの差である。しかも118号から来た車もそっちへの迂回が多いのである。
しかし この閑散としている感じの銀色の格子でなんとなく圧迫感がある,この橋は味があって存在価値は高い。しかも,水戸〜会津若松の国道118号の中で一番長い橋となっている。
千歳橋の歴史;水戸市現近代年表を参照の結果によると,明治26年1月 千歳橋架設と明記されていてこれが初代千歳橋と想定する。しかし明治29年9月8日,那珂川氾濫により架設3年目にして流される。それに伴い明治30年5月に2代目千歳橋が架設された。しかし昭和13年6月に那珂川氾濫により流出。次いで昭和14年8月 3代目千歳橋開通に至る。また,理由は確認できなかったが 昭和33年4月に木造の4代目千歳橋が建設された。そして鉄鋼のトラス橋の現在の5代目千歳橋が昭和50年4月に架設された。
現千歳橋より以前の橋は現代より少し上流の位置にあった。
↑↓那珂川 下流方面。水戸の市街地を望む。
時間帯・日の当たり方によって だいぶ橋の色が違うものだ。
これより 旧柳河村から渡里村へ
大子・大宮方面