寿橋 ことぶきばし
  完成 平成21年3月  橋長 383.0米 創架 大正元年11月
  ひたちなか市枝川-水戸市城東  路線 県道253号水戸枝川線

  現在の国道6号にあたる陸前浜街道の那珂川に架かる橋してしは,寿橋が初代だ。なので,水戸市はおろか茨城県において大変歴史的な橋である。その後,水府橋水戸大橋に街道の役割が移されたが,大正元年の当橋の開通が一番市民から祝されたであろう。
 大正元年完成の初代橋は,街道の役割を終えた後も生活の橋として残っていた。昭和61年の大洪水にも耐えた寿橋だった。しかし,平成10年8月28日の洪水には耐えることができず,とうとう流されてしまったのだ。大正元年の橋を失ったのは実に惜しい。
 水戸大橋水府橋の間に在った寿橋を失って,枝川-城東間の連絡や水府橋の渋滞緩和の目的の為に2代目が建設されることになった。そして,流失から11年後の平成21年に初代より500米上流に新寿橋が完成したのだ。
 いくら歴史的な橋とは言えど県道の橋として建設されたので,味わいに欠ける点は仕方がない。 初代が撮りたかった。

もし,初代寿橋の写真がございましたら,ご提供下さい。

水戸市城東方面











右に見えるトラス橋は鹿島臨海鉄道








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