初代水府橋すいふばし
完成 昭和7年5月 橋長 171.0米
水戸市三の丸-水戸市水府町 路線 県道223号(旧国道6号)
かつての国道6号。平成10年8月の大洪水で「寿橋」を失った今では水戸市で一番古い橋になった。新しい橋はいくらでもあるが,水戸市を代表する名橋として趣が有り存在感がある。
水府橋の歴史;水府橋は陸前浜街道・国道6号が通っていたとこもあってもっと歴史がある橋と思い込んでいたが,水戸市三の丸-(旧青柳村)水府を結ぶ「水府橋」は昭和7年以前は無かった。つまりこの現在の水府橋が初の水府橋となる。それ以前はこれより下流に架かっていた 大正元年11月完成の「寿橋」が陸前浜街道の鉄製橋として大街道を支えた。それ以前に「浜路橋」「搾道橋」という橋が明治の頃に架かっていたらしいが今のところ不明である。昭和45年に水戸バイパス・水戸大橋が開通すると,旧建設省管轄の国道6号という大役が下ろされ,茨城県管理の県道橋となったが今でも旧6号として名高い。これからも君臨し続け昭和初期の雰囲気を出し続けて欲しい。
「水府」とは水戸の別称みたいなもので,昔から使われていたらしい。因みに「水戸市水府町」というのは昭和40年から水府橋に因んだ地名で,もとは水戸市青柳町の一部。
高さ制限4.3M。この標識がなかなか趣のある演出をしている。
平成25年10月,2代目水府橋が開通。水戸を代表する名橋は81年の歴史に幕を下ろした。
日立・東海・ひたちなか方面
(右)今は無き旧プラザホテル。
土浦 水戸市街方面
↑ 雨の水府橋
水府橋を渡ると水戸城下。もともとの水戸である。
↓ 何か独特の趣があります。