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 那珂川大橋 なかがわおおはし
 完成 昭和24年12月(創架年 大正13年) 橋長 282.4米   幅員 5.5米
 桂村赤沢-御前山村野口  路線 国道123号  形式 
下路式四連ランガートラス
  (現・城里町御前山-常陸大宮市)地図で確認

 桂村赤沢(御前山)と御前山村野口を結ぶ,国道123号の那珂川に架かる橋。赤く塗られた4連のランガートラスは,渡る者はおろかカヌーやバーベキューといった川遊びを楽しむ人たちに強い主張をする。また,橋の南東に在るなだらかな稜線の御前山と那珂川に当橋を加えた景観が,「関東の嵐山」と称される。
 那珂川下流にあった昭和27年完成の旧・湊大橋は,当橋と同じ赤い下路式ランガートラス橋であった。しかし,トラス部分が湊大橋がワーレントラスなのに対し,本橋はプラットトラスになっている。プラットトラスは茨城県内においてかなり珍しく,もしかしたら唯一のものかもしれない。
 当橋の弱点は,幅員が5.5米でギリギリ両側は2車線を保持しているが,大型車のすれ違いなどに支障を来すこともある。

 那珂川大橋の歴史・・・この場に渡船場から「那珂川大橋」として木造の橋が架けられたのは大正13年5月。しかし,その14年後の昭和13年の那珂川氾濫により流失。その後も幾度にわたり仮橋を架設したが 昭和16,19,20,22年に連続流失。これにより早急の永久橋の架設が必要となり,昭和23年12月起工され驚異的な早さでついに昭和24年12月に現在の「那珂川大橋」が完成した。仮橋を含め現橋は6代目那珂川大橋となる。 
  


宇都宮 茂木方面






これより 御前山村  
今は常陸大宮市。


























那珂川上流方面




















↓ 国道123号 宇都宮方面は左折 直進が緒川村 左折は大宮町方面「大宮陸橋・南側」上町


↑ 右に写っている店が,御前山の銘菓「御前山饅頭」の檜山製菓・檜山ストア。











水戸・桂方面




























これより桂村。 今は 城里町。



関連項目
近隣の那珂川に架かる橋:千代橋 大桂大橋 那珂川大橋 御前山橋 新那珂川橋

愛橋全集  那珂川全橋集

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