利根川橋 とねがわばし
完成 平成20年3月 橋長 658.8米(上り車線) 創架年 大正13年9月
昭和41年6月 橋長 654.0米(下り車線)
埼玉県北葛飾郡栗橋町栗橋-茨城県古河市中田 路線 国道4号
(現・久喜市) 地図で確認
国道4号の利根川の橋。大正13年に当地に橋が架けられ,茨城県内において利根川への最初の道路橋となる。江戸期は,江戸の防衛のため利根川への架橋は為されなかった。明治期になり橋梁建設の機運が高まるが,完成に至ったのは大正末期。※江戸期から舟橋などの仮橋を設ける事はあった。
初代は,橋長508米・幅員7.1米のトラス橋。交通量増加により昭和41年に下り車線が新設された。現在,上り車線を担っていた初代に代わり,平成20年に3代目に当たる橋が完成し翌21年12月に切り替えられた。2代目と3代目が国道4号の利根川渡河を支える体制となった。尚,国道4号の利根川の橋には,他に新4号国道の「新利根川橋」がある。
茨城県内の利根川の橋で,国道6号の大利根橋は昭和5年,国道51号の水郷大橋は昭和11年に初代橋が架かった。しかし,いずれも昭和52年までに2代目に架け替わったのを見ると,大正生まれの利根川橋がいかに貴重であったか。現残しているうちに訪れておきたかった。
上り・東京・栗橋方面
↓ 河川敷に在る「栗橋國際カントリークラブ」
古河市にあるが栗橋國際・・。
↓利根川下流方面
↑奥のトラス橋は東北新幹線
下り・宇都宮 古河方面