八溝山 やみぞさん
標高 1022.2米 八溝山地・八溝山塊 日本三百名山
茨城県久慈郡大子町・福島県東白川郡棚倉町
概要:八溝山地・八溝山塊の主峰。山頂は,福島県と茨城県に跨るが,西側直ぐに栃木県域になる。茨城県下では,最高峰である。山麓は,沢による浸食谷が四方八方に形成されており,それが「八溝」の名の由来である。その沢は,福島・茨城県側では久慈川に流れ,また,北麓では久慈川本流の源流をなす。栃木県側は那珂川水系になる。
山体は,非常になだらか傾斜で大らか。これは,砂岩・泥岩の分布が多い地質で,浸食されやすい為だ。山頂まで自動車で登れる山として知られる。
八溝山は,阿武隈高地に属する見方もあるが,独立した「八溝山系」とするのが主流となっている。
茨城県から見た八溝山
茨城県にとって八溝山は最高峰であるが,望める地点は限られる。山容は,大らかで雄大。
○大子町浅川 県道160号梨野沢大子線 直線距離:17.5q 地図
茨城県側から八溝山を望む代表地点。遥拝所があり,出羽三山の碑と鳥居がある。
○大子町上岡 広域農道アップルライン 直線距離:19km 地図
山を切り開いて通されたアップルラインは,少し標高の高いところを通っているが八溝山が見られるのはほんの一瞬。
○那珂町北酒出(那珂市) 県道61常陸那珂港山方線 直線距離:53km 地図
当地から八溝山が見られることは,どのぐらい知られているはわからないが,なかなか姿を現さない八溝山がひょっこり見える。平地で見られる地点は,かなり貴重である。
八溝山-写真右奥
栃木県から見た八溝山
日光連山や那須連山などという山岳を持つ栃木県だか,東に目をやると目立つ一座が八溝山。栃木県北部の広大な那須ヶ原の地形は,八溝山を視界から遮らない。
○那須町漆塚 国道4号 余笹橋 直線距離:19.7km 地図
○那須町湯本 県道17号那須高原線 直線距離:31.4km 地図
○黒磯市橋本町 県道55号西那須野那須線(旧国道4号) 晩翠橋 直線距離:19.5km
○黒磯市上黒磯 市道 直線距離:21km 地図
○大田原市市野沢 県道72号大田原芦野線(旧奥州街道) 直線距離:20km 地図
○大田原市上奥沢 国道461号 直線距離:20.5km 地図