九段坂 くだんざか
  東京都千代田区九段北-千代田区九段南
  路線 東京都道302号新宿両国線 靖国通り

 東京九段といえば言わずと知れた靖国神社であるが,明治2年に戊辰戦争の朝廷方戦死者の慰霊のため東京招魂社(とうきょうしょうこんしゃ)として創建された。以来,太平洋戦争までの戦没者を祀っている。

 九段坂は,麹町台地北部に位置する東京の代表的な坂の一つでかつては険難であった。江戸期は北側に飯田町があったので,飯田坂・飯田町坂と呼ばれた。九段坂の名は宝永6年(1709年)将軍代替わり頃に,この坂に九段の長屋をつくり,江戸城のお花畑の役人を置いたのが九段坂の起源らしい。
 明治2年に東京招魂社(後の靖国神社)が創建され,更に明治4年に東京湾の漁船の目印に灯明台が設置された。明治40年には市電が通る。
 関東大震災後の道路改正行事により現在のように緩やかな坂になった。 この靖国通りを境に九段北と九段南になったのは昭和41年10月の住居表示実施から。

新宿 方面



↑ 地下鉄の駅の入口がさり気なく在る。

靖国神社の第一鳥居がかなりの迫力。







「田安門」





「九段坂上」

坂と峠


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