勝鬨橋 かちどきばし

 完成 昭和15年6月  橋長 246.0米  河川 隅田川
 東京都中央区築地-東京都中央区勝どき  
       路線 晴海通り(東京都道304号日比谷豊洲埠頭東雲町線)


 隅田川は勝鬨橋を潜って海に達する。
 大型船舶運行の為橋中央部が開く可動橋として造られた。当初は一日五回の開閉があったが,時代と共に船舶運行量が減り,道路交通量が増えたこともあり開閉回数も減少し昭和45年11月29日を最後に橋桁が開くことはなくなった。
 「勝鬨」の名は明治期の日露戦争勝利の記念碑が築地に建設されたことによる。それと同期に対岸の月島とを結ぶ「勝鬨の渡し」も設置され,昭和15年に念願の架橋が実現すると時代背景と相まってか「勝鬨」の名を継承した。

 戦前に造られた橋とは思えない豪華な造りには, 驚かされる。さすが首都である。
 「鬨」の字が常用漢字ではないので 住所表記や地下鉄駅などで「勝どき」となっているが,みっともないので漢字表記に改めるべきである。

豊洲・晴海・勝どき方面

↓ 船舶通行時に点灯した信号。









銀座・築地方面






↓開閉部





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