国道6号「陸前浜街道・磐城相馬街道」

            東海編(東海村舟石川〜榊橋)

 茨城県那珂郡東海村は,昭和31年4月に日本原子力研究所の設置決定以来,数々の原子力関連施設が置かれ日本の原子力発祥地となった。村であるが人口は3.7万人で日本の村としては,岩手県滝沢村・沖縄県読谷村に続き全国3位。読谷村とは差があまりない。以前は沖縄県豊見城村が2位にあったが市制となったため,東海村は現在の順位になった。茨城県の町制条件はとっくの前に満たしているが,村のままにしている。
 当村は,今おな人口増加傾向にある。純農村であった村が昭和31年以降,原子力の村として発展し人口も3倍になった。しかしながら,平成11年9月30日に「東海村JCO臨界事故」という日本における原子力史上最悪の事故が起きたいう事実も忘れることは出来ない。功罪どちらも経験している。
 村内の国道6号は,原子力施設名などが書かれている標識が目に付くが,6号を走っている限りでは原子力関連の建造物は姿を見せない。やや食堂が多い気がするが,水戸-日立間の通過地という印象。石神十字路(石神外宿)以北は4車線化がなされているが,三分の二くらいは両側2車線である。地形は,那珂台地の上にあり いたって平坦である。東海村の海側に国道245号が6号と並行して通っているが,そちらの方が当村の特色を感じられるかもしれない。
 勝田(ひたちなか)・日立の日立製作所の工業地帯にはさまれているが,東海には日立製作所の施設は国道6号に限らず見当たらない。

 権現堂(舟石川)から北上  
                                                                                                              

現地地図
5 榊橋 日立市下土木内町-
東海村石神外宿
4 石神外宿 東海村石神外宿
3 二軒茶屋 東海村石神外宿
2 駈上・舟石川 東海村舟石川
1 権現堂(舟石川) 東海村舟石川

戀情の道

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