義民橋 ぎみんばし
  完成 昭和48年9月  橋長40.0米
  緒川村上小瀬  路線 国道293号

 「義民橋」と少し重々しい名が付いているのは,この地では勿論のこと全国的に関る歴史的な出来事から来ている。その出来事とは「小瀬一揆」。時は明治9年(1876)12月に地租改正(明治6年 1873年[いやな3%]と覚える)の反対一揆である。。農民に対す厳しい租税・それに冷害などの天災が続き生活もままならなくなり,小舟村の本橋次左衛門と下小瀬村の大町甚左衛門が中心となり両村の農民など多数が一揆を起こした。一揆は那珂郡など30数ヶ村を巻き込む「那珂一揆」と呼ばれる大規模なものになったが,県の弾圧により一揆は失敗した。農民側は死者7人 死刑者3人 懲役刑24人 罰金刑1082人を数えた。しかし,この一揆がのちに愛知県・岐阜県などの一揆に繋がり,地租が3%から2.5%に引き下げられた。詳しくはこちらをご参照。
 その小瀬一揆の犠牲者・殉職警官の祀っている「義民堂」という慰霊堂がこの近くにあり,それに因み「義民橋」としたと思われる。この少し先に本橋次左衛門の石碑も立っている。




↓ 義民橋。 小舟川に架かる。




↓ ここら辺から緒川村小舟。旧・八里村へ入る。

  


緒川村物産センター「かざぐるま」
小規模の道の駅ってとこ。
「かざぐるま」というのは前の水戸黄門にいた「風車の弥七」の墓が緒川村にあることから付けられた。
弥七は実在したのだー。今の水戸黄門は弥七も八兵衛もいないから見ない。再放送は見るけど・・・。
でもー かざぐるまはテレビ用の演出だよ。確か。


   前屋橋 まえやばし
  完成年 昭和43年  橋長 18.0米
  緒川村小舟  路線 国道293号
  









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