大甕(大みか)おおみか
 日立市大みか町  路線 国道6号
 地図で確認

 「大みか」が住所表記に使われたのは近年,昭和47年から。それ以前は日立市水木町・久慈町の一部であった。作者持参の「角川地名大辞典」によれば,それ以前は大字名・村名などには一切登場しない。ただ明治31年に開通になった常磐線の駅名では「大甕駅」と登場する。そこが少し謎なので是非調べてみたいと思っている。多分,近くに大甕神社があることからそれが由来であるのはと推測される。それ以上のことは調べてみる。
 日立市の近現代史や地名について書かれた「日立市の歴史点描」の記事によると,大甕は久慈郡久慈町の小字として存在していた。位置は大甕駅の西側一帯で今の大みか町6丁目に当たる。常磐線の駅名に小字である「大甕」とつけた理由はわからないが,当初の案では線路を久慈町中心部を通す予定だった。しかし,漁民の反対により少し内陸に線路と駅を持ってきたため現在の大甕駅になったそうである。詳しくは日立市の歴史点描大甕の由来をご参照ください。
 大みかという町名は,大甕駅から派生したものであることは明らかで6丁目以外は俄かに名乗ったものである。「大みか」という表記にしたのも残念だ。


↑植え込みが無くなってる。



「大みか町6丁目」 ここは元来からの大甕だ。







「日研入口」日研[ニッケン]とは日立研究所のこと。













↑ 左折すると風神山自然公園




(平成15年3月)


 ↑ 右側が「大甕神社」

東京方面から来ると国道6号で初めて海が見える。


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