盛金橋 もりがねばし
 完成 昭和28年4月  橋長 8.3米
 山方町盛金字後野  路線 山方町道(旧国道118号)

 山方町を南北に縦断する国道118号(南郷街道)から見て山方町最北にあたる「盛金」。元々の南郷街道は盛金の宿や岡平と呼ばれる久慈川西を通り,盛金峠という街道一の難所があった。その難所を避ける為,久慈川左岸に新道作ったのが安政2年(1855年)。 それから明治29年度から37年に舟生-大子間の改修工事が行われた。<角川日本地名大辞典8巻茨城県・大子町史通史編下巻 参考>
 その安政以降の街道に在るのが後野沢に架かる「盛金橋」。橋自体はそんなに大きくないため何度か架け替えているのであろう。しかし,この橋が10米にも満たない地味な橋といえど,名が「盛金橋」と大字を代表するような名が付けられた事がこの橋の重要さを示す。
 今は昭和47年11月に開通した西金バイパスが街道である国道118号を支えている。盛金新橋が活躍する。
 この旧道は途中車一台がやっと通れるような極細の道になり,しかも未舗装の藪道なので高級車では通らない方がいい。昔はこんな道だったのか〜と関心はする。

矢祭・大子・西金方面

愛橋全集


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