奥久慈橋 おくくじばし
 完成 昭和34年12月   橋長 130.0米
 大子町頃藤-大子町下津原   路線 国道118号
       
地図で確認

「奥久慈渓谷」というのはこの辺りの事をいうらしい。山が犇き合う中を久慈川が淵を縫って流れる。
 
 もともとの南郷街道(今でいう国道118号)は久慈川右岸(川西)中心にを通っていたが,明治28年から明治36年にかけて山方ー大子間の改修・新設工事がなされ久慈川左岸中心の荷馬車や人力車が通れる街道(当時は県道)となった。それが今の国道118号の大本である。それから昭和の高度経済成長期にバイパスや橋梁などが新設され片側2車線の道路になり,現代の南郷街道を形成している。
 その中で頃藤-袋田間は明治の改修工事以降も,渡河を避ける為に久慈川左岸の岩山斜面に開設された険阻な七曲りの道路であった。その為,昭和の改修の際にいち早く奥久慈橋・鰐ヶ淵橋の2橋を架けられ,下津原字山造を経由し袋田字所谷にでる道筋をとった。他の西金大橋宮平橋に比べて10年以上も早い。ただ他と比べて橋が古いので幅員は狭い。しかも急カープ。

矢祭・大子方面







旧上小川村から旧袋田村へ ここを越えるとまた一層と山深くなり,雰囲気も変わる。

「緑の壁」という感じである。




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久慈川全橋集


水戸・山方方面



↓ 久慈川上流方面
旧道は対岸を通っていたが,この写真からは想像すらできない。



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