舟生橋 ふにゅうばし
完成 昭和48年3月 橋長 267.0米
山方町舟生-山方町家和楽 路線 国道118号
(現・常陸大宮市) 地図で確認
久慈川を跨ぐ国道118号の橋は,福島県棚倉町にある「棚倉大橋」まで全部で十四(※五)個存在する。其の中で「舟生橋」が水戸方面から来て,最初である。
しかも,橋長が267米というのは国道118号沿線奥久慈地方(山方・大子・矢祭・塙・棚倉町)の橋では最長級である。次いで宮平橋(210.8米)が200米を超えがある。因みに奥久慈最長の橋はここより久慈川下流にある小貫橋(山方町)276.1米。
※ 袋田バイパスの下津原橋を含むと十五個になる。今後増える見通し。
この橋を渡ると本格的な奥久慈特有の雰囲気になると言う方は結構いる。それを裏付けるものがあった。それはこの橋はかつては郡境になっていたからだ。今は那珂郡山方町同士の舟生ー家和楽だが,昭和30年以前は那珂郡山方町舟生ー久慈郡下小川村家和楽だったのだ。地名の奥深さと言うか これが本来の地名の在り方だと思う。
舟生橋の歴史;この先にある現国道118号の橋の殆どはバイパス整備にあたって創架され歴史の浅い(日本列島改造の頃・昭和40〜50年代)橋である。そんな中,舟生橋は歴史が少し深い。現橋はバイパス整備にあたって昭和48年に新しく架設されたが,先代の舟生橋は昭和3年にコンクリート橋として架設され,現在より低い位置で少し上流に架設されていた。それより以前の大正前期には木製の地獄橋(水面近くの増水時に水に潜ってしまうような橋)が架かっていいたようだ。
先代の舟生橋のページを作成しました。
↑ 平成14年7月 欄干がコンクリートから金属に変わった。
↓ 久慈川上流方面。盛金富士も。
橋を渡ってからの急カーブ,これがなかなかきつい。
久慈川下流方面 家和楽側より撮影。
↓ 久慈川下流方面