↓頭が光っているおじさんの奥のショベルカーが乗っているとこが堤防です。      

 初代千代橋 せんだいばし
 完成年 昭和6年11月  橋長 208.0米 昭和61年8月5日没
 桂村下圷-那珂町下江戸  路線 県道61号

 
 頃は昭和61年8月,台風10号崩れの熱帯低気圧が県内を縦断。県内はおろか関東の各所で水害に見舞われた。中でも那珂川流域は 2日で247mmの降水を記録し,浸水家屋が3580戸という近年類をみない桁外れの被害をもたらした。
 そんな中,一つの名橋が命を閉じた。桂村と那珂町を結ぶ「千代橋」は更に笠間と常陸太田を結ぶ主要県道の那珂川に架かる橋として活躍したという。鉄筋コンクリートの当時としては大変立派な橋で幾度の洪水にも耐えてきた。その橋がとうとうこの年の記録的な豪雨・洪水により落ちてしまった歴史的な瞬間を貴重な画像とともにご覧いただきたい。


中央部落橋 昭和61年8月5月午後0時58分(桂史紀要第12号 より)
橋としての役割は果たせなくなった。
 








↓ もっと間近で撮ろうと思って 近づいている最中に崩れたそうです。もう少し流されるのが遅ければ一緒に流されていたという
危険な映像。


 
橋が崩れたら水が捌け ここの水位が下がったそうです。上の写真と比較してみればわかる。

↓千代橋付近より 常北町の台地方面。一面水浸し。



千代橋のその後;千代橋の落橋により交通の便に大きな影響がでる為,3ヶ年での2代目千代橋の架設とそれの間をつなぐ為の仮橋を架けた。
仮橋は旧千代橋の落橋部分を付け足して設置した。
そして,昭和63年10月 2代目千代が完成すると,完全に初代千代橋の役割は終えてきれいに取り壊されたのだ。

写真提供:篠田実様
貴重な写真ありがとうございました。

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