上小川橋 かみおがわばし
 完成年 平成7年1月  橋長 193.0米
 大子町頃藤字大沢口-大子町頃藤字宿  路線 県道32号大子美和線

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 大子町南部の頃藤にある久慈川の橋。主要地方道の大子美和線が通る。「上小川」は昭和合併前の村名で,頃藤・大沢・栃原が旧村域。頃藤の大部分が久慈川左岸に在り,それ以外は右岸側に在る。

 上小川橋の歴史:当時の上小川村頃藤-大沢間が渡船から橋になったのは,大正11年4月。小さな木製の地獄橋であった。しかし,増水時に水面下に没することが多く,また洪水などで流失し交通が途絶えることも少なくかった。当時の上小川村長だった宮田篤三郎は,「永久橋の架設は村道であるこの路線を県道に編入させた上で県負担ですべきだ。」との考えを持ち,昭和2年に宮田篤三郎は県議会議員に当選すると この路線の県道に編入し久慈川への永久橋架設を現実させた。この橋を「上小川橋」と命名し昭和7年10月起工し翌昭和8年7月完成した。<大子町史通史編下巻 による>橋長 150.0米 幅員 4.5米の橋であった。初代上小川橋
 そして,平成7年に2代目上小川橋に架け替えられ,先代は77年の歴史に幕を閉じた。

美和 高部 大沢方面









↓久慈川下流方面








↓ 現橋の左側に先代下小川橋の跡がある。


国道118号・上小川駅方面



↓ 久慈川上流方面



 初代上小川橋 かみおがわばし
 完成 昭和8年7月  橋長 150.0米
 大子町頃藤  今は在りません

昭和初期の代表的な形状の橋 「RC単純T桁橋」

↑ 茨城県土木部道路建設課発行「いばらきの橋」より引用 許可済み
撮影 中嶋信明氏

愛橋全集  久慈川全橋集

関連項目:
周辺の久慈川の橋 御城橋 宮平橋 上小川橋 奥久慈橋 鰐ヶ淵橋

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