海門橋 かいもんばし
 完成 昭和34年9月 橋長 407.8米  創架年 明治28年
 ひたちなか市海門町-大洗町磯浜町 路線 県道108号

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 利根川に次ぐ関東の大河である那珂川の河口に架かる「海門橋」。日本道路公団建設の有料道路であった。旧那珂湊市と大洗町の両港町を結ぶ橋である。
 海門橋の歴史;;この海門橋は歴史が深い。初代が完成したのは明治28年までさかのぼる,木造の賃取り橋で船の航行の為に開閉可能な橋となっていた。2代目は昭和5年完成の鉄筋コンクリート橋(橋長196.5米・幅員10米)でそのときは水浜電車(水戸〜大洗・那珂湊の路面電車)も通っていた。この橋は”虹の架け橋”として絶賛され,小山いとこの小説「海門橋」には架橋の際すでに橋脚が沈下し,わずかな傾きをもって架かっていたという,建設技師の苦悩が描かれ著名になった。しかし,昭和13年の大洪水で損壊。その後は渡船やひとつ上流の湊大橋(前身の関戸橋)が活躍したが,昭和29年以降架橋運動が活発化し,そして現在の3代目海門橋が昭和31年日本道路公団により着工。昭和34年9月に有料道路として完成しているが,昭和54年3月に無料化になった。<角川日本地名大辞典8巻茨城県 参考> 常陸を代表する河川「那珂川」の河口橋として相応しい歴史ある名橋である。
 ひたちなか市(那珂湊市)の海門町という地名は元来,辰ノ口・堀川外・および小川・御殿町・一町目の各一部であったものが昭和53年に編成された際「海門橋」に因み付けられた地名。

大洗方面

















↓ 那珂川河口































これより 大洗町








↓ 大洗水族館 アクアワールド  屋上展望台より






ひたちなか  那珂湊方面



























↓ 那珂川上流方面  向かって左側の涸沼川と合流。この日はだいぶ霞んでいます。

↑左が大洗町,真中が水戸市(常澄村),右がひたちなか市(那珂湊市)

































愛橋全集  那珂川全橋集

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